Categories: 縁切り寺コラム

悪いものと縁を切るときに心がけること その1(自分自身)

悪いものと縁を切りたい!…けど、どのようにしたらいいのかわからない?という人は多いと思います。縁切寺のzyusyokuが縁を切るときに心がけることをお教えいたします。

まず、縁を切るにも、自分自身のことなのか、それとも自分以外のことなのか、大きく分けると2種類あります。

今回は、自分自身の悪いものと縁を切るときに心がけることについてお伝えします。

まず、悪いものがもともと自分にとっては良いものだったのかどうかを考えてください。

例えば彼氏。最初は、愛し合っていた2人。些細なことで喧嘩して別れることに。しかし、彼氏がまとわりつき、ストーカー行為までされるようになってしまった。

続いて会社の同僚。最初は、楽しくお仕事をしていたが、知らないうちに仲間外れにされて、いじめを受けるようになってしまった。

もともと悪いものではありませんでした。当然、悪いとわかっていたら、初めから近寄らなかったでしょう。

しかし、忘れないでください。良いものから悪いものに変化する過程で、あなたが関わっているということを。

少なからず、あなたの言葉や行動によって、現状へとつながっているのです。つまり、現状の原因はあなたにもあるということです。

このことをしっかりと受け止めましょう。

縁切りの神様にお参りするとき、どうしても、このことが置き去りにされてしまうのです。今の苦しみの原因を悪いものだけに押し付けてしまうのです。自分にも原因があることをしっかりと認め、その上で、悪いものとの縁を切りたいと縁切りの神様にお伝えすることが大切です。

では、自分の非は認めず、悪いものとの縁を切りたいと願い、無事に縁が切れたとしたら…。

縁切りの神様は、自分自身の原因を認めず反省しないあなたに、一度は縁を切れたと見せかけて有頂天にさせ、新たに悪いものを目の前に差し出します。

例えば、縁が切れたけど、不倫の事実が会社にばれてしまい、会社を辞めざるをなくなってしまった…などです。

実際にこんなことがありました。不倫相手との縁を切りたいと願っていた女性。縁切りの神様にお願いをしました。自分のことは棚にあげて、相手のことばかりを非難するだけ。お参りした数日後には状況が好転したようで、わざわざ笑顔でご報告に来てくれました。しかし、その後、不倫相手の奥様から訴えられ、会社にも不貞行為を密告され、結局、依願退職せざるを得なくなりました。その後、縁切りの神様にお参りするお姿は見なくなりました。縁切りの神様も嫌気がさしたのでしょうか。自分勝手な縁切りに対して、出入り禁止、お参り禁止にしたのかもしれません。

自分のことは棚に上げておいて、相手だけを悪いものにして縁を切るという心がまえを、縁切りの神様は一番嫌いますので、お気を付けください。

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zyusyoku

縁切寺本光寺住職。第35代目の住職です。20歳で住職になり、遠寿院大荒行堂で寒400日の修行を終える。プライベートでは2男3女の父親。毎朝の朝参り会で、縁切りの読み上げ祈願を行い、皆さまの悪縁によるストレスやフラストレーションの軽減に寄り添っている。

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