Categories: 縁切り寺コラム

毎日だらだらする癖から脱却する、日常的な縁切り作法

プライベートでの時間の過ごし方はいろいろあると思います。仕事での疲労を癒やすために、家でゆっくりと過ごすときもあるでしょうし、日々のお仕事のご褒美に、おいしいお食事やご褒美のお買い物など、充電の時間に費やすときもあるでしょう。何カ月も前から楽しみにしていたイベントにお出かけするときもあるでしょう。しかし、このようなプライベートの過ごし方とは違い、毎日、スマホをいじり、食っちゃ寝、食っちゃ寝しながら、だらだらしている人もいるのではないでしょうか。今回は、毎日だらだらする癖から脱却する、日常的な縁切り作法を、縁切寺のzyusyokuがお教えいたします。

そもそも、毎日だらだらするのか、時々だらだらするのか、久ぶりにだらだらするのか、度合いによって違います。

時々だらだらする人は、普段はだらだらしていないわけです。久しぶりにだらだらする人も同じです。

ですので、だらだら癖にはなっていないので心配する必要はありませんので、ご安心ください。

問題なのは、毎日だらだらする人です。

毎日だらだらする人にお聞きします。いつから、だらだらするようになったのでしょうか。

生まれつき、気が付いたら、毎日だらだらする人になっていたのでしょうか。
もともとはだらだらするようなことはなく、何かをきっかけにして、毎日だらだらするようになってしまったのでしょうか。

生まれつき、毎日だらだらする人は、性格や育ってきた環境の影響が大きいので、その癖から脱却するのはとても難しいと思います。その癖から脱却しようとすると、逆に苦しみが生まれてしまうので、その癖と上手に付き合っていく方法を模索したほうがいいと思います。

本来はだらだらするようことはなく、何かをきっかけにして、毎日だらだらするようになってしまった人に、その癖から脱却する方法をお伝えします。

それは、その癖を生み出してしまった「きっかけ」と向き合うことから始めましょう。

おそらく、思い出したくもない、心に傷を負うような「きっかけ」だったと思います。その「きっかけ」から抜け出すことができず、そのストレスから、自然と活力が奪われてしまい、毎日だらだらするようになったことと推察します。

ですので、その癖から脱却することに注力するのではなく、その「きっかけ」から脱却することに注力しましょう。

心に傷を負うような「きっかけ」なので、今でも、向き合いたくないと思います。

今まで解決できなかったので、心のなかに冷たく、ずしんと重りのように凝り固まっていると思います。

それは簡単には動きません。ですので、慌てずに、焦らずに、その「きっかけ」がどのくらいの大きさで、どのくらい重いのか、くわしく分析することから始めてください。

病院での診察をイメージしてください。
体調が悪いけれども、体のどこが悪いのか、調べてもらう、という段階です。

実際に、原因がわかったら、その治療のために、どんな薬を飲めばいいのか、どのように体調管理をすればいいのか、対処方法が明確にわかってきます。

毎日だらだらする「きっかけ」の正体がわかれば、どのように、あなたが対処すればいいのか、おのずからわかるはずです。

それを焦らず、慌てずに、実践してください。

縁切りの神様は、みんなの心が清らかでいることを願っています。

今の癖との縁切りをしても、生活が変わらないという人は、少し、視点や目線を変えて、自分自身を見つめ直して、今の癖が生まれた「きっかけ」との縁切りを考えましょう。と、縁切りの神様がおっしゃっております。

この記事をSNSでシェア!
zyusyoku

縁切寺本光寺住職。第35代目の住職です。20歳で住職になり、遠寿院大荒行堂で寒400日の修行を終える。プライベートでは2男3女の父親。毎朝の朝参り会で、縁切りの読み上げ祈願を行い、皆さまの悪縁によるストレスやフラストレーションの軽減に寄り添っている。