副流煙根絶祈願法要を開催しました!

本光寺の月替わり縁切り法要。6月15日に『副流煙根絶祈願法要』を開催しました。

当日は世界中のタバコの火を消さんとすべく、大雨が降った一日。こんな日でもお参りに訪れてくださった方がいて、話を聞くと職場での副流煙にものすごく悩まされているとのこと。

お話を聞くと

○2年前まではデスクで普通にタバコが吸われていた

○今はパーティションで仕切られた場所で吸うようになったが、すぐ横なので普通に煙が流れてくる

○社員はほとんどタバコを吸わないが、経営層が吸うので改善されない

というお話です。

えーと、昭和じゃないです。令和の話ですよ。

そして社員の中には、喘息の人や小さなお子さんがいる人もいます。タバコの残留物質を服につけて子供を抱くのは、不安でならないとのこと。

喫煙者はタバコの害を軽く見積もり過ぎなんですよね。厚生労働省の研究班が、年間15000人も受動喫煙(他人のタバコ)で死亡していると報告したことは、前回も紹介しました。これはもう、凶器でしかないのです。

副流煙根絶祈願法要レポート

そこで今回の法話も、お題は副流煙について。

そもそも本光寺の尾藤住職は、喫煙者だった過去があります。しかし35歳で日蓮宗の荒行に入ったことをきっかけに、卒煙したとのこと。

そして自分が吸わなくなって気が付いたことは、タバコがいかに周りから臭いと思われているかということでした。

口や衣服は臭いがつくし、歯は黄色くなっていく。タバコで良いことは、ちょっと席を外して5分休めることくらいと感じたそうです。

そして参詣者の健康を祈願しているお寺が、タバコを認めているなんて本末転倒ではないかと、本光寺では境内を全面禁煙化します。

これはお参りされている方にも、とても好評という話でした。

名物・縁切りのかわらけ割りで、副流煙の根絶を祈願

法要が終わった後は、かわらけ割りも行われました。

今回はストレートに「煙草 副流煙」と書かれたお皿を、縁切りの神様の前で叩き割りましたよ!

さらに今回はミニ写経も行われ、こちらでも副流煙の根絶を祈願しました。

ということで、もちろんこれだけで副流煙とおさらばできるわけではありませんが、今回の法要に参列したことを会社でも話してみるとのこと。社内環境を変えるためのきっかけ作りになるのなら、とても嬉しく思います。

なお、月替わり縁切り法要。次は7月15日に本光寺の本堂で、『有休休暇取得祈願法要』を開催します。1月に開催して好評だったものですが、そろそろ夏休みが始まりますし、勝手にお盆休みが有休に振り替えられないようにと祈願しますよ。

ご興味ある方いましたら、こちらもぜひご参列下さい。

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ほーりー

宿坊研究会代表。主催する婚活イベント『寺社コン』で400人以上を結婚に導きながら、恋愛の心理学や統計情報も研究して婚活講師として活動中。多くの方の恋愛相談に乗る中で、悪い出会いや終わった恋との縁の切り方も広く伝えている。

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