Categories: 縁切り寺コラム

心の悩みを軽くする方法―悪い縁を断ち切りたいあなたへ

こんにちは。日々の生活の中で、心に重くのしかかる悩みを抱えていると、とても辛いことと思います。「悪いものと縁を切りたいけれど、どうしたらいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。当寺では、そのようなお悩みに寄り添い、心を軽くするお手伝いをさせていただいています。

まず、悪いものと縁を切るというのは、自分自身の内面のことと、自分以外の外的なことの2つに分けられます。以前お伝えしたように、自分自身の悪いものと縁を切るためには、まずは自分を深く見つめることが大切です。

今回は、自分以外の悪いもの、たとえばストーカー行為や職場でのいじめ、セクハラ、パワハラ、増えているクレーマーなどとの縁を切るために心がけることについてお話しします。

これらの問題は、心に深い傷を残しがちで、早めに対策を取ることが大切です。

こうした状況は、長期戦になることが多いですが、その理由は、相手が自分の行為に気づいていない場合があるからです。ストーカーやセクハラ、パワハラ、クレーマー行為に対しては、相手に気づきをもたらすことが大切です。相手に無理にやめさせようとすると、逆にエスカレートすることもあります。相手が心を開き、自分の行動を見直すことができるように、心から願い、祈ることが大切です。

縁切りの神様にお参りする際には、自分の心の中にある苦しみや悲しみを、正直に、素直にお伝えしてください。神様の前で涙を流すことも、心を解放する一歩です。そして、相手が気づき、変わるように祈りましょう。

こちらに寄せられた感謝の言葉をご紹介します。アンさんは、元交際相手からの付きまといに悩んでいました。職場にまで電話がかかり、不安な毎日を過ごしていましたが、当寺で縁切りのお守りを受け、1ヶ月以内に自然な形で縁を切ることができました。警察の協力もあり、相手からは今後連絡しないとの言葉ももらえました。「こんなに早く効果があるとは思っていませんでした」と感謝の気持ちを寄せていただきました。

縁切りの神様にお願いする際は、心を落ち着けてじっと待つことが大切です。熱いお風呂に入っているときのように、じっと我慢しながら、神様に任せることで、次第に心地よい温もりに変わることを信じてください。神様が、あなたの心の重荷を和らげてくださることをお祈りしています。

どうぞ、一度お寺にお越しになり、心の平安を見つけてください。お待ちしております。

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zyusyoku

縁切寺本光寺住職。第35代目の住職です。20歳で住職になり、遠寿院大荒行堂で寒400日の修行を終える。プライベートでは2男3女の父親。毎朝の朝参り会で、縁切りの読み上げ祈願を行い、皆さまの悪縁によるストレスやフラストレーションの軽減に寄り添っている。