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縁切りの神様

源頼政

本光寺の稲荷堂に「源三位頼政和光尊儀」が安置されています。仏教と神道が習合した後、廃仏稀釈の神仏分離を免れた神様です。縁切りの神と言われ、源三位(げんさんみ)の名前でも親しまれています。

本光寺古文書には、第19世日正(日荘)上人が安永5年(1776年)11月に造立という記録が残されています。以来約250年間、多くの信仰を集めてきました。

源頼政は、平安時代の武将であり、歌人としても名高い方です。さらに頼政を有名にしたのは、鵺(ぬえ)退治からでした。鵺は、頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎という姿をし、時の天皇様は、毎晩おびえていらっしゃいました。頼政は、鵺退治を命じられ、弓を引き、太刀で鵺を退治しました。

頼政は、鵺を退治したことから、源三位頼政和光尊儀(げんさんみよりまさわこうそんぎ)として祀られ、悪縁を断つ・腐れ縁を断つご利益があるとされました。