ポップな縁切りの本光寺です!
お酒の失敗を振り返る特別法要 – 忘年会シーズンの思い出と教訓
2019年12月、本光寺では忘年会シーズンに向けて、ユニークな法要を開催しました。「お酒の失敗振り返り法要」と題したこの催しは、参加者の皆さんとともにお酒にまつわる失敗談を共有し、その経験から学ぶことを目的としていました。
お酒の失敗、あなたも経験ありますか?
調査によると、約3人に2人が「お酒で何かしらの失敗をしたことがある」と答えているそうです。これは驚くべき数字ではありませんが、多くの人がお酒に関する苦い経験を持っていることを示しています。
私自身も例外ではありません。若かりし頃、日本酒を飲み過ぎ、周囲に迷惑をかけてしまったことがあります。それは、今でも心に残っています。
法要当日の様子
法要当日は、晴れ渡る青空の下、参加者の皆さんと心温まる時間を過ごしました。本堂に集まった参加者たちは、まず静かに読経を聴き、その後、お酒にまつわる自身の失敗談を振り返りました。
参加者の中には、高校時代に初めて飲んだお神酒で大失敗した方や、海外旅行中に現地の強いお酒で思わぬ失態を演じた方など、様々なエピソードを持つ人がいました。これらの話を共有する中で、笑い声が絶えず、和やかな雰囲気に包まれていきました。
失敗から学ぶ、お酒との付き合い方
法要を通じて、参加者の皆さんは自身の経験を振り返りながら、お酒との適切な付き合い方について考える機会を得ました。多くの方が「今後は飲み過ぎないように気をつけよう」と感じたようです。
一方で、「お酒が好きだから仕方ない」と開き直る人も少なくありませんでした。これは、お酒を楽しむ心を失わずに、ただし過去の失敗を教訓として活かそうという前向きな姿勢の表れかもしれません。
お酒の失敗エピソード集
参加者から寄せられた失敗エピソードの中には、笑えるものから冷や汗が出るものまで、様々なものがありました。例えば:
- 終電を逃して、気づいたら山手線を3周半していた
- 横浜在住なのに、気がついたら埼玉県の西川口駅にいた
- 酔って自宅のベランダから飛び降りようとして、両足のかかとを骨折した
- 高価な指輪を電車内で紛失してしまった
- 貴重品をすべて失くし、翌日大騒ぎになった
これらのエピソードは、お酒の影響で判断力が鈍ることの危険性を如実に物語っています。
お酒の失敗に対する周囲の反応
失敗した際の周囲の反応も、参加者の間で話題になりました。大きく分けて3つのパターンがあるようです:
- 笑って受け入れてくれるケース
- 気遣ったり共感したりしてくれるケース
- 叱責されたり、厳しい態度を取られるケース
多くの場合、1や2のような温かい反応が得られるようですが、失敗の程度が大きくなるほど、3のような厳しい反応になる傾向があるようです。
法要を通じての気づき
この法要を通じて、参加者の皆さんは「お酒による失敗は決して無駄ではなく、大切な学びになる」ということを実感したようです。「お酒は呑んでも呑まれるな」という言葉の意味を、身をもって理解する機会となりました。
また、失敗を恥じるだけでなく、それを糧にして成長することの大切さも再認識されました。お酒を楽しむ心は持ちつつ、自分や周囲の人々を危険にさらさないよう、適度な飲酒を心がけることの重要性が共有されました。
最後に
この「お酒の失敗振り返り法要」は、単なる失敗談の共有の場ではなく、自己反省と成長の機会となりました。参加者の皆さんは、楽しかった思い出とともに、大切な教訓を持ち帰ることができたのではないでしょうか。
忘年会や新年会など、お酒を飲む機会の多いシーズンには、この法要での学びを思い出し、楽しく安全に過ごしていただければと思います。お酒は適量であれば素晴らしい潤滑油となりますが、過ぎれば毒にもなります。皆さまが心温まる素敵な時間を過ごせますよう、縁切寺本光寺の住職としてお祈りしております。
縁切寺本光寺の縁切りの神様「源三位頼政和光尊儀」も、皆さまのお酒との良い縁を見守っていることでしょう。楽しく、そして賢明にお酒と付き合っていきましょう。