1/19(良い休暇の日)に、縁切り寺本光寺で『有給休暇取得祈願法要』を開催しました。
こちらの趣旨は以下の記事に書かせて頂きました。
簡単にまとめると
○2019年4月から「働き方改革関連法案」で有休休暇の取得が義務化される
○「休むことへの罪悪感」や「忙しさが持つ優越感」と縁切りしないと、なかなか変わらない
○有休取得に動けない自分と縁切りすべく、かわらけを割って休むことを誓おう!
と、いうものです。
有給休暇取得祈願法要
有給休暇取得祈願法要は本光寺の本堂で、1時19分から行われました。参列者は少数ですが、中には三重県から来られた方もいるなど、「休みを取りたい」想いにあふれた方が集まっています。
まずは住職が叩く力強い太鼓の音で、法要開始。
そしてみんなで一生懸命に「お休みが取れますように」「むしろ上司と戦ってでも勝ち取るぞ!」と、有給取得を祈願しました。
さらにみんなで有休が取れない原因をかわらけに書きます。
最後はそれを、思いっきり叩き割りました~!
有給休暇はなぜ、取れないのか?
今回、参列した方にお話を聞くと、有休はほとんど取ったことがない。休みがないと、人生は充実しないというご意見を頂きました。
その想いにあふれたかわらけが、こちらです。
仕事量の多さや人員不足、休日までかかってくる電話、限界を超えて注がれるお酒といった、ハードな日常が書かれていますね。
また、事前に休めない理由のアンケートを取ったところ、人間関係が原因と答えた方も多かったです。
『有給休暇取得祈願法要』に用いるため、有休に関するアンケートを行っています。よろしければご協力下さい。
あなたが有休を取れない(取りにくい)理由は、以下のうちでどれが一番当てはまりますでしょうか?
— ほーりー(寺社旅研究家) (@holy_traveler) 2019年1月8日
今回はかわらけを割ってひとまずすっきりというところですが、それだけで終わらずに、日常に戻っても仕事内容や周りとの話などにもつなげて頂けたら嬉しいです。
ひとまず、お寺で変な法要を受けてきたと言うだけでも、休みについて考えるきっかけになりますしね。
ということで、、、
今回、メディアの方も複数名取材に来られていましたが、中でも面白かったのは働き方についての記事を書かれている方が取材に訪れたことです。
そこで私がお話させて頂いたのは、働き方改革の文脈で有休休暇を捉えると、「いかに効率よく働くために休みを入れるか」という視点になってしまうということです。
しかし本当に必要なのは「休み方改革」で、時には主従を逆転させないと休みはいつまでも仕事の一パーツで終わってしまうのではと、今回の有休休暇取得祈願法要を作った想いを伝えました。
休むことは悪いことではありません。むしろ人生を豊かにするために、とても大切です。そんな認識が社会にもっと広がっていけば、嬉しいなと思います。