9月は3連休が2度あります。と、いう言葉を聞いて、「うちは休めないよ」とイラっときた方。そんなあなたのために、働き過ぎや忙しさが持つ優越感との縁切りを目指す本光寺では、『休日出勤回避祈願法要』を開催することにしました。
実はそもそもここ20年ほど、休みの曜日が決まっていないという人が増えています。NHKの調査によると、休みの曜日が決まっていない人は増加傾向にあり、2015年には全体の33%に上っていました。
上記リンク先の数字を、ほーりーがグラフ化したものがこちらです。
このグラフ自体は休日出勤というより、シフト勤務の増加が読み取れるものですが、そもそも休みが明確に決まっているのといないのとでは、人生の満足度に大きな差が出ます。
ほーりーの体験で話すと会社勤めをしていたころ、土日はほぼ休みだった部署から、休日出勤がとても多い部署へ異動になったことがあります。
しかもその出勤日も、直前にならないと分からなかったんですよね。なのでプライベートでの予定が全く立たなくなりました。
予約していた旅行をキャンセルせざるを得なくなったり、女性をデートに誘いづらくなったり。そんなわけで人生の充実度は急降下です。
そしてこれはほーりーだけに、起きたことではないでしょう。キャリコネの「休日の満足度」調査によると、休日出勤の少なさは満足度を上げるポイントに含まれています。
満足度が高いとアンケートに答えた方のコメント欄にも
●休日出勤はトラブル時だけでありほとんどない
●休日出勤は特になく、よほどのことがない限り休日に出勤することはありません
●休日出勤はほとんどなく年に1回あるかないか
と言った言葉が並んでいました。
もちろん、やむを得ない休日出勤はありますし、接客業など土日が忙しい方もいるでしょう。なので休日に働くことを、全て悪いと否定するつもりはありません。
ですが休日出勤が多発したり、計画的に休みの取れない職場では、人生の満足度が下がることは周知されていくべきです。振替休日が取れるなら良いじゃんって方もいるでしょうが、ライフスタイルや交友関係、趣味の内容によっては何もできなくなります。
いきなり明日出てねとか、来週出てねと言われても、旅行のキャンセル料とかコンサートのチケット代を会社が負担してくれるんかっていう話です。そして自腹でばっか払わされたら、そのうち休みの計画なんて立てられなくなりますよ。
なので数字さえ合えばOKと思う人ほど、それではいけないんだということを知って頂きたいというのが、今回の法要趣旨です。休日は社員にとって会社の待機日ではないですし、当たり前のように休日出勤>プライベートという優先度が押し付けられる風潮にも風穴があけばと考えています。
突発的な連絡で、プライベートな時間が取れなくなるお坊さんも多いので、広くお寺社会(というか、檀家さん達)に向けても発信したい話です。
ということで、これまた世間に訴えるメッセージのひとつとして、まずはお寺に変な法要があったよと話題にして頂けるだけでも、社会の空気は変わっていきます。もしもご興味あれば法要にご参列頂くのも大歓迎ですし、職場での雑談にこんなのあったよと使って頂くだけでも、ひとつの意義になるのでよろしくお願いいたします。
休日出勤回避祈願法要の中身
日時 :2019年9月15日(日) 15時00分から法要開始(14時30分開場)
会場 :本光寺(JR武蔵野線「市川大野駅」下車、徒歩3分)
参加費 :無料(かわらけ割りをされる方は500円)
対象 :休日出勤の多さに悩む方、関心のある方
予約 :不要
当日は思わぬものとの縁切りが決まる『縁切りダーツ』や、縁を切りたい自分の弱さを書いて割る『かわらけ割』も行えます。
どなたでもご参列頂けますので、よろしければぜひお越しください。
本光寺の地図はこちらです。