コロナによって、毎日の生活が大きく変わってしまった方もいるのではないでしょうか。
仕事に影響のあった方、家族や友人関係がぎくしゃくした方、趣味が楽しめなくなった方、孤独を感じるようになった方など。
そして緊急事態宣言の再発令により、社会ではただ家に閉じこもって耐え忍ぶことが美徳であるようにも喧伝されています。
しかし一方で、ストレスを溜め込む人、将来を悲観する人、鬱状態にある人も増えてきました。「人はパンのみにて生くるものに非ず」とはキリスト教の言葉ですが、心を豊かに保つことはとても大切です。笑顔は病気を治すとも言われますが、笑っていられる方がコロナにかかりにくいかもしれません。
そこで今回は『ぼっち休日活用祈願法要』を開催します。これは休みの日もやることがなくなり、家で一人で過ごしている時間を積極的に見つめなおす法要です。
コロナより、人間の方が怖いという調査結果
そもそもコロナは何が怖いのか。朝日新聞社の調査によれば、「新型コロナに感染したら、健康不安より近所や職場など世間の目の方が心配」という質問に、「とても」26%と、「やや」41%を合わせて67%が「あてはまる」と答えられていました。
つまり多くの方にとって本当に怖いのは、コロナではなく人間だということが分かります。そして人の目を気にして、したいことができなくなっているのが現状です。
もちろん、だったら好き勝手にやりましょうなんて、極端な話ではありません。ただやりたいことを我慢して家でごろごろしているだけなのか。それとも工夫を凝らして新たな楽しみを作るのか。それはこれからの日常生活を大きく変えていきます。
コロナによって我慢させられているもの
例えば、コロナによって一人一人が我慢を強いられているものには、以下のものがあります。
●旅行や食事
●飲み会
●スポーツ観戦やコンサートなどのイベント
●家族や友人と会うこと
しかしこれらの楽しみは、取り戻すことが可能です。
家で料理をする方が増えたという報道がありましたが、こんな時だからこそ特別な食材やお酒を取り寄せてみるのも刺激があります。ほーりー家では、味噌づくりキットをネットで注文して、半年がかりで自家製味噌を作ったりしています。
また旅行好きなほーりーは遠出ができなくなった時、近所で行ったことがない寺社を探してお参りする時間も作りました。国宝や重要文化財級の建物を見たりはできませんが、人のいないひっそりとしたお寺や神社にも、思わぬ発見があります。
そしてイベントは、インターネット上で行われるものが増えてきました。本光寺でも毎朝7時から法要を配信していますし、お寺関連で言えば坐禅会や法話会、さらにはオンライン坊主バーなども始まっています。
この縁切り寺プロジェクトでは「有休休暇取得祈願法要」や「告白先延ばし禁止法要」など、これまで変わった法要を行ってきました。これらには惰性で続くものと縁を切り、新しい一歩を踏み出そうというメッセージを込めています。
その意味で言えば、今回は我慢との縁切りです。たとえ以前と異なる形でも、楽しむ気持ちは忘れてはいけません。
『ぼっち休日活用祈願法要』 の中身
日時 :2021年2月15日(月) 10時00分から法要開始(9時30分開場)
会場 :本光寺(JR武蔵野線「市川大野駅」下車、徒歩3分)
参加費 :無料(かわらけ割りをされる方は500円)
対象 : 日常生活が楽しめなくなってきた方
予約 :不要
当日は思わぬものとの縁切りが決まる『縁切りダーツ』や、縁を切りたい自分の弱さを書いて割る『かわらけ割り』も行えます。
またオンラインでも参加することができます。どなたでもご参列頂けますので、よろしければぜひお越しください。 オンライン参列は、本光寺のYoutubeチャンネルからお入りください。
本光寺の地図はこちらです。