先日、本光寺の尾藤住職と話していたら、「最近、身体からパワーがなくなってきた」との言葉がありました。尾藤住職は50歳を超えて、身体的な衰えを感じるようになったそうです。
また一緒に企画を作っているほーりーも45歳になりました。寺社巡りが趣味なので日常的に長距離を歩くことも多いですが、以前はなかった足の痛みを感じるようになりました。
「生老病死」という言葉があるように、お釈迦様は老いを人生の中でも大きな苦しみの一つに挙げています。こればかりはどんな人も、避けることができません。
一方で生物全体に目を向けると、老いることと無縁の生き物は少なくありません。野生において身体機能の衰えは死に直結するため、限界まで動き続けて突然死に至る種もいます。
人間のように子作りが難しくなってからも長く生きられる生物は、珍しい存在でもあるようです。サケは生まれた川に戻って卵を産んだ後、たった数日で死に至ります。カマキリのオスは交尾中や終わった後に、メスに食べられることもあります。
どちらが良いかは人それぞれでしょうが、肉体的な最盛期(人間でいえば20歳ごろ)で人生が終わらず、長く生きていられるのはありがたいと言えるかもしれません。
それでもやっぱり、人は老いたくないもの
ここで少し話を変えて、老化に対する社会の意見を紹介します。マイボイスコム株式会社が行った「年をとることへの抵抗感」というアンケートによると、全体の56.1%の方が抵抗ありと答えていました。
性別で分けると男性は5割強、女性は6割強が抵抗を感じています。女性の方がやや高くはありますが、思ったほどには差がないと言えるかもしれません。
ただ男性は「実年齢相応に見られたい」という意見が多く、女性は「実年齢よりも1~4歳程度若く見られたい」という傾向があるとも書かれていました。
どちらにせよ加齢に抵抗を感じる方は、多数派と言ってよいでしょう。ほーりーも歩き続けて足が痛くなってくると、昔はこのくらい余裕だったのにななどと、考えることがあります。
そんなわけでポップな縁切りをテーマに掲げる本光寺では『縁切り合同祈願』の中で、老化に対するネガティブな気持ちと縁切りして楽しく年を重ねられるようにと、みんなで祈願することになりました。
老化エンジョイ祈願法要
日時 :2023年12月15日(日) 15時00分から法要開始(14時30分開場)
会場 :本光寺(JR武蔵野線「市川大野駅」下車、徒歩3分)
参加費 :無料(かわらけ割りをされる方は200円、縁切り破魔矢は100円、しあわせの導き祈願所の札は300円)
対象 : 老化への不安や恐怖を感じている方、ポジティブに年をとりたい方、人間関係などの縁切りをご希望の方
予約 :予約フォームからお申し込みください。
当日は思わぬものとの縁切りが決まる『縁切りダーツ』や、縁を切りたい自分の弱さを書いて割る『かわらけ割り』、そのほか『縁切り破魔矢』『しあわせの導き祈願』も行えます。
またオンラインでも参加できます。どなたでもご参列頂けますので、よろしければぜひお越しください。 オンライン参列は、本光寺のYoutubeチャンネルからお入りください。
リアル参拝で、人間関係などの縁切り祈願をご希望の方は、縁切り祈願ページよりお申込みください。
●読み上げ(札なし) : 4,500円
●紙札 : 6,000円
●木札 : 9,000円
※初めてご利用の方は会員登録(無料)が必要です。
本光寺の地図はこちらです。