ポップな縁切りの本光寺です!
3年前の法要を振り返って
皆さま、こんにちは。本光寺の住職です。今日は、2021年6月に行った「ボーナスカット食い止め祈願法要」について、お話しさせていただきます。あれから3年が経ちましたが、その時の思いは今でも私たちの心に深く刻まれています。
経済の変化と私たちの生活
2020年度は、私たちにとって大変厳しい年でした。内閣府の発表によると、実質GDP成長率はマイナス4.6%を記録し、リーマンショック時のマイナス3.6%を超える戦後最大の落ち込みとなりました。多くの企業が業績悪化に直面し、ボーナスへの影響も甚大でした。
当時を思い返すと、街には不安と緊張が漂っていました。飲食店やホテル、イベント関連の企業は特に大きな打撃を受け、休業や時短営業を余儀なくされました。多くの方々が収入の減少に不安を抱え、将来への見通しが立たない状況でした。
そんな中で開催した「ボーナスカット食い止め祈願法要」は、単なる経済的な願いだけでなく、人々の心の支えとなることを目指していました。
法要の意味と心の豊かさ
心の豊かさを大切に
日蓮聖人の教えに、「蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一なり」という言葉があります。これは、物質的な豊かさよりも健康が大切で、さらに心の豊かさが最も重要だというメッセージです。
この教えは、経済的な困難に直面している今こそ、深く心に刻むべきものです。確かに、収入が減ることは大きな不安要素です。しかし、それ以上に大切なのは、私たちの心の在り方なのです。
例えば、収入が減っても、家族や友人との絆を深めることはできます。自然と触れ合い、心を癒すこともできます。また、新しい趣味や学びを通じて、自己成長の機会を見出すこともできるでしょう。こうした心の豊かさは、どんな経済状況でも私たちを支える大きな力となります。
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未来への備え
お釈迦様は、「何かが起こる前に行動することが大切」と説かれました。この教えは、現代の私たちにも重要な示唆を与えてくれます。
経済の変動は避けられませんが、それに備えることはできます。例えば、複数の収入源を持つことや、スキルアップを通じて自身の市場価値を高めること、そして緊急時のための貯蓄を増やすことなどが考えられます。
また、精神面での備えも重要です。瞑想や読書、芸術活動などを通じて、心の強さを養うことができます。これらの活動は、困難な時期を乗り越える力を与えてくれるでしょう。
みんなで支え合う大切さ
この法要では、多くの方々が集まり、共に祈りを捧げました。そこには、困難な時期だからこそ、人と人とのつながりがいかに大切かを再認識する機会がありました。
コロナ禍で物理的な距離を保つ必要がある中、私たちは新しい形でのコミュニティづくりに挑戦してきました。オンライン法要や、SNSを活用した交流など、技術の力を借りて心の距離を縮める工夫をしてきました。
これらの経験は、私たちに「つながり」の新しい形を教えてくれました。物理的に離れていても、心は近くにあることができるのです。この学びは、今後の社会生活においても大きな意味を持つでしょう。
最後に
3年前の法要から学んだ教訓は、今でも私たちの生活に大きな意味を持っています。経済的な変動や不安な状況に直面したときこそ、心の豊かさやコミュニティの力を思い出し、共に乗り越えていく勇気が必要です。
物質的な豊かさだけでなく、精神的な充実を追求することで、どんな困難にも動じない強さを持つことができます。また、将来起こりうる変化を予測し、それに備えることの重要性も忘れてはいけません。
これからも皆さまと共に歩み、支え合いながら、この道を進んでいけることを心から願っています。どうぞお体に気をつけてお過ごしください。そして、困ったときはいつでも本光寺にお越しください。私たちは常に皆さまの味方です。
縁切寺本光寺の縁切りの神様「源三位頼政和光尊儀」は、不況との縁を切り、幸せな未来への道を開いてくださるでしょう。共に祈り、共に歩んでいきましょう。