ポップな縁切りの本光寺です!
2年前のイベントを振り返って:変わりゆく時代の中で
皆さま、こんにちは。縁切寺本光寺の住職でございます。2年前に開催した「リスク乗り越え祈願法要」を振り返ってみました。あの日から世界は大きく変化し、私たちの生活も様々な影響を受けてきました。このブログを通じて、当時の思いを再確認しつつ、今の私たちに何かしらの気づきがあればと思います。
親の願いと理想の大人:矛盾の中に見る人間の本質
ソニー生命が実施した『こどもの教育資金に関する調査』の結果は、私たちの心の奥底にある複雑な思いを映し出しているようで、とても興味深いものでした。親が子どもに望む職業として公務員が一位に挙げられていることは、昔から変わらぬ傾向かもしれません。安定性や資格、需要の継続性が重視されるのは、子どもの幸せを願う親心の表れでしょう。
しかし、同じ調査で理想とする大人として選ばれているのは、大谷翔平選手やイチロー選手など、リスクを恐れず挑戦し続ける方々です。この矛盾は、私たち人間の本質を表しているように思えます。安定を求めながらも、心の奥底では冒険や挑戦を憧れの対象としている。この二面性は、人間の持つ複雑さと豊かさを示しているのではないでしょうか。
挑戦することの大切さ:不確実性の中での成長
私たちの周りには、コロナウイルスの影響や経済不安など、さまざまな不確実性が広がっています。2年前と比べても、世界の状況は刻々と変化し続けています。しかし、このような時期だからこそ、挑戦することの価値は高まっていると感じます。
「リスクは原動力」という言葉。確かに、失敗を恐れるあまり行動をためらうことは、多くの人が経験することでしょう。しかし、その恐れを乗り越えて一歩を踏み出す勇気こそが、新たな道を切り開くきっかけになるのです。
仏教の教えにも、「諸行無常」という言葉があります。すべてのものは常に変化し、固定的なものはないという意味です。この教えは、私たちに変化を恐れず、むしろそれを受け入れ、その中で成長していくことの大切さを説いています。
小さな挑戦から始める:日常の中の冒険
大きな冒険や劇的な人生の転換でなくても構いません。日常生活の中で、小さな挑戦を積み重ねていくことが大切です。例えば、新しい趣味を始めてみる、知らない土地を訪れてみる、長年避けていた人と対話をしてみるなど、身近なところから始められる挑戦はたくさんあります。
何か新しいことに挑戦することで、自分自身を成長させる機会が増えます。そして、その小さな挑戦が、周囲の人々にも良い影響を与え、波紋のように広がっていくのです。仏教では「縁起」という考え方がありますが、これは全てのものが互いに関連し合っているという教えです。あなたの小さな挑戦が、思わぬところで誰かの人生を変えるきっかけになるかもしれません。
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現代社会における挑戦の意味:デジタル時代の中で
デジタル技術の発展により、私たちは膨大な情報にアクセスできるようになりました。しかし、同時に「正解」を求めすぎる傾向も強まっているように感じます。検索すれば何でもわかる時代だからこそ、誰も歩んだことのない道を進む勇気が必要なのかもしれません。
本光寺では、こうした時代だからこそ、皆さまの挑戦を後押しする場所でありたいと考えています。失敗を恐れず、自分の信じる道を歩む勇気を持つこと。それは、単なる無謀な冒険ではなく、自分自身と向き合い、成長する機会なのです。
結びに:共に歩む道
2年前の法要でお伝えしたかったことは、挑戦する勇気とリスクを恐れない心です。そして、その思いは今も変わっていません。皆さま一人一人の小さな挑戦が、世界を少しずつ明るくしていく力になると信じています。
どうか、自分自身の信じる道を歩む勇気を持ってください。そして、その道のりで得た経験や学びを大切にしていただければと思います。時に迷い、躓くこともあるでしょう。しかし、そんな時こそ、本光寺の門をたたいてください。共に祈り、共に歩んでいきましょう。
最後に、本光寺の守り神である「源三位頼政和光尊儀」にお願いをするのもよいかもしれません。この御神は、新しい道を切り開く勇気と知恵を授けてくださると言われています。皆さまの挑戦が、輝かしい未来につながりますように。