悪いものと縁を切りたい!…けど、何度切ろうとしても切れない…という人は多いと思います。縁切寺のzyusyokuがそのような縁と距離を置く方法をお教えいたします。
その前に、何度切ろうとしても切れない縁のことを何というかご存じでしょうか。腐れ縁といい、辞書で調べると「離れようとしても離れられない関係。くさりえん。」という説明があり、「くさりえん(鎖縁)」というのがとてもわかりやすい表現です。
まず、縁を切るにも、自分自身のことなのか、それとも自分以外のことなのか、大きく分けると2種類あります。
今回は、自分自身の悪い縁と距離を置く方法についてお伝えします。
私たちは「生きている」というより、「生かされている」のです。
私たちは、自分で生まれる日を選ぶことができません。
私たちは、自分で老いるのを止めることができません。
私たちは、自分で病を思い通り治すことができません。
私たちは、自分で死ぬ日と時を選ぶことができません。
そして、心臓を止めたり、また動かしたりもできません。
自分で人生を決めて生きているようで、実はいろいろな縁をいただいて、今までの人生を歩んできました。つまり、あなたは「生きている」のではなく、「生かされている」のです。
いま、一心に切りたいと願っている縁も、自分の思いとは関係なく、めぐり合ったはずです。
そして、いま、その縁を切りたい!…けど、切れない!…と渦に巻き込まれ、もがき苦しんでいるわけです。
では、どうすればいいのか?
切ろう切ろうとするのではなく、その縁切りにこだわるはやめて、持病のように仲良くお付き合いできることを前向きに考えましょう。
腹立たしいのはわかります。
気持ち悪いのもわかります。
罪悪感にさいなまれるのもわかります。
でも、でも、いままで、何度切ろうとしても切れなかったのですから、一層のこと諦めましょう。こだわるのをやめましょう。
頭のなかでイメージしてください。
鎖縁をビンのなかに入れてキャップをしてください。そのビンを棚の上にそっとしまってください。これで、ビンに入った鎖縁は悪さをしません。
このようにイメージしてください。
ポイントは、諦める、こだわらないです。これが鎖縁と距離を置く方法です。
そうです。そのビンに入った鎖縁は縁切りの神様にお任せしましょう。縁切りの神様がいつの日かビンごと処分してくれるはずです。