新型コロナウイルスによる影響が、依然として続いています。しかし緊急事態宣言も解除され、いよいよ自粛緩和のステージに入ってきました。
しかし今はまだ、社会の意見も二分しています。その根本的な不安材料は、「人の移動が活発化すれば、第二波がきて再流行する」「経済を回復させていかないと、肺炎より不況で死ぬ人が多くなる」というものです。
そして目下、一番目に余っているのは、自粛警察です。これはニュースで目にした方も多いでしょうが、 一例を挙げれば、東京都豊島区の職員が、営業していた飲食店に対して「営業するな!火をつけるぞ」という張り紙をして、逮捕されたニュースが報じられています。
また他にも、以下のようなものがあります。
○ルールを守り、時短営業しているお店などにも匿名で嫌がらせされる
○公園で遊ぶ子供たちを怒鳴り散らす
○県外ナンバーの車などに、いたずらをする
一歩ふかんして感情を鎮める大切さ
自粛警察を行う本人たちは正しいことと思っているのでしょうが、これは無知や怒りの暴走によるものです。そして仏教は、こうした勢い任せの感情を戒めることも説かれています。
そこで今回の本光寺縁切り法要では、自粛警察にはそろそろ退職願おうということで企画しました。また「火をつける」なんて極端な人は少数でしょうが、 不安や恐怖から他人にあたった心当たりがある方は、そちらも一緒に振り返っていきます(縁切り法要は自分を見つめて、悪いものを改めることが主題なので、むしろこちらが本筋です)。
なお、今回はZoomによる、法要のオンライン配信も行います。もしよろしければ、社会が平穏になりますようにと、パソコンの前からでも一緒にお祈りください(リンクは当日、縁切寺本光寺のfacebookページにて、お知らせします)。
『自粛警察退職祈願法要』 の中身
日時 :2020年6月15日(月) 10時00分から法要開始(9時30分開場)
会場 :本光寺(JR武蔵野線「市川大野駅」下車、徒歩3分)
参加費 :無料(かわらけ割りをされる方は500円)
対象 : 不安や恐怖から、つい他人に当たってしまう方
予約 :不要
当日は思わぬものとの縁切りが決まる『縁切りダーツ』や、縁を切りたい自分の弱さを書いて割る『かわらけ割』も行えます。
どなたでもご参列頂けますので、よろしければぜひお越しください。
本光寺の地図はこちらです。