6月15日に本光寺で、『ボーナスカット食い止め祈願法要』を開催しました。この法要は名前の通り、夏の賞与シーズンに合わせて、ボーナスが減りませんように、無くなりませんようにと祈願した法要です。
この企画を尾藤住職と一緒に考えた時に予想していた通り、今夏のボーナスは散々な人もたくさんいたようです。コロナ禍での休業要請によってお店を閉じた飲食店や旅行業、イベント関連など、業績不振だった会社も多かったでしょう。
またもともとボーナスなんて、ほとんど縁がないよと言う方もいると思います。そこで本光寺の縁切り寺プロジェクトでは、不況と縁切りしてこれ以上ボーナスカットが行われませんようにと祈願することになりました。
当日は天気も良く、本光寺にも暖かな日の光が降り注ぎます。
そして時間になって本堂に上がると、住職の挨拶から始まりました。
コロナによって経済的なことや社会問題、そして人間関係など、様々な変化が起きています。しかしお釈迦様は何か事が起こる前に行動することが大切と説いています。
また本光寺は日蓮宗のお寺ですが、宗祖の日蓮聖人は「蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一なり」という言葉を残しています。これはお金より健康、そしてそれよりも心こそが一番という教えです。
ボーナスがカットされたり給料が下がっていくことは、これからの日本で頻繁に起こることかもしれません。しかし日常からそれを想定して準備をし、心豊かに過ごしていくことが大切とそんなお話がありました。
そしていよいよ、法要です。コロナがこの先、どこで収束していくかは分かりません。それでもなるべく早く収まりますように、そして明るい兆しが見えてきますようにとお経が唱えられましたよ。