毎回、テーマを掲げて日常生活の惰性や悩みと縁を切る本光寺の縁切り合同祈願。2月は『ヒートショック防止祈願法要』を開催しました。
そもそもの発端は、電気代の請求書を見た驚きからでした。これは暖房を控えなければと思いながら、ふと節約しすぎも身体に悪いと思ったところが始まりです。
そして冬の暖房と言えば、真っ先に思いついたのがヒートショックでした。この法要を行うにあたり調べてみると、年々増加していることがわかりました(前回の記事でグラフ化もしています)。
ヒートショックは、このくらいなら大丈夫だろうという油断からも発生します。特に年配者の方は過信と縁切りして、脱衣場にヒーターを入れたりといった工夫が必要かもしれません。
そんなわけでヒートショックで命を落としたり、寝たきり状態になる方が出ないようにと、本光寺では神様仏さまの前で祈願をさせて頂きました。
この日はちょうど、本光寺に祀られている縁切りの神様・源頼政のご命日でもあります。この神様は頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎という姿をした鵺(ぬえ)を、弓矢で射貫いて退治したことで知られています。
そんなわけでこのご縁日は特別な日でもありますし、ヒートショック以外でも様々な悪いものと縁が切れるようにとお経が唱えられました。
そして法要後に行われた尾藤住職の法話では、仏教における中道の考えを話して頂きました。何事も極端なことはよくありませんし、暑すぎず寒すぎずが一番です。震えながら我慢しすぎることも身体には悪いのではとのことでしたよ。