悪い縁を断ち切りたいけれど、どう始めたらいいか分からないという方も多いと思います。ここでは、悪い縁を断つために心がけるべきことをお教えします。
まず、縁を切る対象が自分自身に関するものか、それとも他人に関するものか、大きく二つに分けられます。
今回は、自分自身の悪い縁を切るために心がけるポイントについてお伝えします。
まず、自分にとって悪い影響を与えているものが、もともと良いものだったのかどうかを考えてみましょう。
例えば、彼氏の場合です。最初は深い愛情で結ばれていた二人も、ちょっとしたことで喧嘩が増え、最終的には彼氏がしつこくなり、ストーカー行為に発展してしまうことがあります。
また、職場の同僚も同様です。初めは楽しく働いていたのに、知らないうちに孤立し、いじめを受けることになったりします。
どちらも、最初は良いものと感じたはずです。だからこそ、悪いと分かっていたら最初から近寄らなかったでしょう。
しかし、ここで忘れてはいけないのは、自分がその状況にどう関わっていたのかということです。自分の言動が、現状を引き寄せる一因となっている可能性もあるのです。つまり、現状の原因の一部には自分自身も含まれているということです。
この点をしっかりと理解することが大切です。縁切りの神様にお願いする際、自分の非を置き去りにしてしまうと、悪いものを単に他者のせいにしてしまうことになります。自分にも原因があることを認め、その上で、悪い縁を切りたいと心からお願いすることが重要です。
例えば、もし自分の非を認めずに縁を切りたいと願い、その後無事に縁が切れたとしても、再び新たな問題が起こるかもしれません。例えば、縁が切れたけれども、他の問題が次々と浮上してくることもあるのです。
実際にあった例として、不倫関係を断ち切りたいと願った女性がいます。自分のことは棚に上げ、相手を責めるばかりでした。数日後、状況が好転したように見えたのですが、その後、不倫相手の配偶者から訴えられ、会社にも密告され、最終的には退職を余儀なくされてしまいました。そうした経緯から、縁切りの神様にお参りする姿を見かけなくなったのです。
このように、自分の非を認めず、相手だけを責める姿勢を縁切りの神様は非常に嫌います。心から反省し、自分の行動を見つめ直すことが、悪い縁を本当に断ち切るための第一歩です。ぜひ気を付けてくださいね。