縁切りを推し進めることは、お寺にとって何が良いのか?

ようこそ本光寺へ 縁切り寺コラム

ようこそ本光寺へ

縁切りマイスターのほーりーです。今回は本光寺が縁切りを推し進めることは、お寺にとってどのようなメリットがあるかについて紹介します。

縁結びは多いけど、縁切りの寺社は少ない

ほーりーは縁結び神社研究会を運営し、過去に縁結びのご利益スポットを紹介した本も出しています。

それで常々感じていたことですが、縁結びのご利益がある寺社は日本中に山ほどあるけど、縁切りは数えるほどしかありません。

これは縁切りに悩んでいる方の心の持って行き場が少ないということでもあり、お寺にとっては多くの人とつながりやすいということでもあります(その分、覚悟はいりますが)。

縁切りはご祈祷につながりやすい

縁切りの場を探している方は、自分だけではどうしようもないと行き詰まっている方も少なくなくありません。これはお寺にとって、ご祈祷につながりやすいということでもあります。

ご祈祷はお寺にとって、収入にもつながります。それは長期で見れば、これから経済的に苦しくなると言われるお寺を支える手段にもなっていくでしょう。

縁切りは仏教と社会の接点を増やす

ほーりーはこれからの社会の中で、逃げる、やめる、終わらせると言ったクロージングは、ますます大切になると考えています。

それは日本の人口が減少に転じていくことでも明白です。人口が増えていけば、何も考えずに過去と同じことを繰り返しても、成長していくことができました。しかし人口減少社会では多くの場で撤退戦が強いられ、これまで通りのことが行えなくなります。

そこで諸行無常や小欲知足を大切にする仏教は、撤退戦の決断と相性が良いと感じています。

悪い流れや惰性を整理する縁切りを取り上げることは、お寺が仏教を伝える上でも必要です。

 

ということで、、、

縁切りは世間のイメージが悪い分、積極的に声を上げる寺社はほとんどありません。そんな火中の栗を拾いに本光寺は踏み出したわけですが、それはお寺にとっても世間にとっても意義ある一歩です。

そして寺社コン(寺社好き男女の婚活イベント)を主宰して、400人以上を結婚に導いているほーりーに取っても、今までの自分を壊すような挑戦です。

この縁切り寺プロジェクトが、やめるにやめられない方、次の一歩を踏み出す勇気を持てない方の後押しになっていけばと考えています。

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