しばらく中断していた本光寺の縁切り法要。2月から再開し、『ぼっち休日活用祈願法要』を開催しました。
2021年に入って緊急事態宣言が再発令され、家に閉じこもる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
本光寺の尾藤住職もお寺から出る機会が減り、足の筋肉が細くなってしまったのではと家族に指摘されたそうです。
「ニューノーマル」や「新しい生活様式」という言葉はよく聞くようになりましたが、それは単にじっと我慢し続けることではありません。今できることやこれまでできなかったことを新たに発掘し、コロナ前より楽しんでみよう。そんな想いがあっても良いのではと思います。
そこで今回は孤独やひとりぼっちを悪いものと捉えずに積極的に楽しもうと、『ぼっち休日活用祈願法要』を行うことになりました。
本光寺でもコロナを経て、様々なチャレンジを続けています。例えば24時間本堂のライブ映像をYou Tubeで配信するようになりました。
するとインターネットで見られている緊張感もあるためか、毎朝のお勤めを必ず時間通りに行うようになったとのことです。そしてそれが今度は参拝者にも伝わるのか、よくお参りに来られる方から「本堂がすっきりしている」と言われるようになったとのこと。
物理的に何か変えたわけでもないのに、やはり朝のお参りをきっちり行うことで仏様のいる空間は整うのだと住職は仰っていました。
そしてこの日はお釈迦様が入滅された、涅槃会の日でもありました。そこで本光寺でも安政6年(1859)の第23世 智義院日理上人の代から伝わ釈迦涅槃図が特別公開されていましたよ。
こちらは右隅に猫が描かれている、珍しい涅槃図です。3月15日まで本堂にかかっていますので、お近くの方はぜひお参りしてみてくださいね。