もはや説明不要ですが、世の中が新型コロナウイルスによってパニックに陥っています。学校が休校になったり、経済活動は急速に縮小し、オリンピックすら中止なんて意見も出てきました。
テレビや新聞、インターネットなどでも、様々な憶測が飛び交っています。もちろんコロナウイルスは感染力が高いため、心構えや対策は必要です。しかし一方で不安や恐怖はお金になります。むしろこれらは楽しさや快適さよりも、財布のひもを緩めます。
それが分かっているからこそ、メディアは過剰に世間を煽ります。このためこうした状況で大切なのは、情緒や感情に訴えた論調からは距離を置くことです。
例えば今回で言えば、毎日のように感染者が出たニュースが続いていますが、現在(2020年3月11日)、厚生労働省の発表によれば感染者数は568人です。また死亡者数は12人で、回復者数は102人となっています。
グラフを作る意味がなさそうと思いつつ、あえて作ってみました。うん、Excel君のグラフ描画も苦しそうです。
一応解説しておくと、日本の人口1億2600万人の中では、感染率は0.0005%です。これはちょうどサマージャンボ宝くじの一等前後賞当選確率と同程度で、今のところ日本ではコントロールが功を奏していることが読み取れます。
実際にWHO(世界保健機関)も、日本の封じ込め対策は成功していると発言されていますし。
また致死率は2%程度(WHOによれば、世界でも3.4%)です。これは季節性インフルエンザ(1%未満)よりは高いですが、2003年に東アジアを中心に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の9.6%、2012年にアラビア半島で発生したMERS(中東呼吸器症候群)の35%以上よりはるかに下回ります。
そして亡くなった方のほとんどが、高齢者となっています。今年はコロナウイルスによって予防管理が徹底され、通常のインフルエンザが昨年比400万人減という報告もあります。そう考えるとコロナウイルスが流行ったことで、数万人の命が救われたとも言えるわけです。
なお、新型コロナウイルスの感染者数は、検査を受けていない方もたくさんいるので、実際にはもっとたくさんいるはずという意見もあります。ただその場合には自覚症状がない、あるいはちょっと体調悪いかな程度の人ばかりという話になり、致死率はさらに落ちることになります。
病気より不安や恐怖で人は死ぬこともある
一方で現在はコロナウイルスによる経済ダメージも深刻化しています。そしてこれからはあまり予想したくないですが、自死自殺者数も増えていくことが考えられます。
内閣府自殺対策推進室の『平成27年中における自殺の状況(pdf資料)』資料を読むと、自殺理由は経済問題が健康についで2位を占めます(特に男性は多い)。補足すれば勤務問題は別項目としてあるため、「経済問題」とは職場のいじめや過重労働などではなく、貧困が原因と考えられます(複合的な場合もあるでしょうが)。
このためこれから必要なのは、過度な不安や恐怖に引きずられ過ぎないようにすることです。 心の病に陥らないようにする上でもそうですし、経済の立て直しにもは行き過ぎたネガティブ思考は障害となります。
そこで今回は、こうした極端に不安をあおる情報や後ろ向きな心と縁切りすべく、『コロナウイルス心スイッチ祈願法要』を開催します。本光寺では先日も朝参り会で「コロナウイルス消滅退散」を行ってテレビなどでも放映されましたので、次はさらに「心」に焦点を絞って法要を行いますよ。
『コロナウイルス心スイッチ祈願法要』 の中身
日時 :2020年4月15日(水) 10時00分から法要開始(9時30分開場)
会場 :本光寺(JR武蔵野線「市川大野駅」下車、徒歩3分)参加費 :無料(かわらけ割りをされる方は500円)
対象 : コロナウイルスや、コロナ不況が不安な方
予約 :不要
当日は思わぬものとの縁切りが決まる『縁切りダーツ』や、縁を切りたい自分の弱さを書いて割る『かわらけ割』も行えます。
どなたでもご参列頂けますので、よろしければぜひお越しください。
今回の法要は無参拝者法要となりました。恐縮ですが、お参りには来ず、心の切り替えを皆様でお祈りください。
本光寺の地図はこちらです。