コロナ、戦争、円安といった不安要素が次々起こり、社会が不安定化しているこの頃です。こうした時期は、「だからこそ挑戦する人」と「だからこそ挑戦をやめる人」に分かれます。
新しい仕事を始めたり、恋人を探して結婚したり、投資をしたり、留学したりなどなど。順風満帆な世の中よりも、ハードルが上がっているのは確かです。しかし周りで挑戦する人が少ない分、チャンスがより大きくなっているのも事実です。
そこで本光寺の縁切り合同祈願では、委縮する心と縁切りする『リスク乗り越え祈願法要』を開催しました。
今回、尾藤住職の法話では、「リスクは原動力」というお話がありました。何かに挑戦すれば成功することもあるし、失敗することもあります。
ただ世の中、検索して事前に調べられることが多くなった分、みんなが賢くなりすぎて、失敗を回避する気持ちが強くなってしまったのではということでした。
何かやりたいと思うことがあっても、同じことを先にやって失敗した人が見つかれば、自分はやめてしまうかもしれません。逆に同じことをやった人が見つからなければ、不安になってやめることもあります。
しかし失敗するかもと思いながら、それでも一歩を踏み出すのが挑戦です。リスクを回避しすぎていると、夢や目標も遠ざかります。勇気をもって歩んでいきたい。そんな方の後押しとなるよう、今回は仏さまに祈願されました。
まずは住職が太鼓を打ち鳴らします。本光寺の太鼓の音は、いつもおなかにずしりと響くようです。
そしてお経が読み上げられ、参列者で一緒に手を合わせます。
一人一人の挑戦は、成功しても失敗しても、世の中を明るくしていきます。そう信じて進めるようにと、祈らせて頂きました。